ナコン・パトム県の古都ナコン・チャイシー外に残された仏塔はアユタヤーの昔から 聖地とされてきましたが、その学術的意味を認められたのは 長年、僧侶として学ばれたラーマ4世です。仏塔付近から出土した法輪、白亜の石灰岩の椅像の仏像などに注目なされています。遺跡の学術的発掘はなく、美術史の常識も知られていなかったタイでしたが エジプトでのロゼッタストーン 英領インドでのガンダーラ美術の発見の結果は浸透しつつありました。ラーマ5世時代には 南部鉄道工事中多くの法輪が掘り出され、この地はかつてアショーカ王が仏教使節を送ったスヴァンナプームになぞられました。この地をナコン・パトム(最初の都)と命名したのは ラーマ6世です。その後なぜかスコータイ仏が安置され また地元の民謡に謡われた「あざ王子の話」が民間信仰になり 祠ができます。ドヴァラヴァディー古代美術に始まり、クメール美術は無視、スコータイ、アユタヤ、バンコク美術と順を追うタイ美術の観方の源をナコン・パトムにみつけましよう。緑豊かな 遺跡を歩き、王宮の庭で遊び ラーマ6世の愛犬ヤーレーの像に挨拶するのも楽しみです。 美味しい昼食にもご期待ください。
大人にも 子供にも 楽しい「1日の旅」に どうぞ ご参加ください。 |